前回HOMEのページを作成して全てを1つのページで管理することができるようになりました。
そして今回は割と本題である他のノート系のアプリからNotionに乗り換えることができるかどうかについて書いていきます。
結論としては難しい
まず結論から言ってしまえば難しいと言わざるを得ません。
とは言ってもこれは万人に当てはまることではなく、自分にとってはということなので他のアプリからNotionに乗り換えることを全否定するものではありません。
自分の場合はEvernoteとUlyssesの代わりに使えるかどうかが焦点でNotionについて勉強を始めました。
これらのアプリの代わりに丸ごとNotionに置き換えられるかと言われるとNoでした。
Evernoteの代わりにならない理由
現在のEvernoteの使い方としては以下のものです。
- webクリップ
- 書類の電子化
- 仕事上残しておく必要のあるメールの転送先
大きくこの3つがあります。
1.webクリップに関してはほぼ遜色なくできています。
ただし画像については5MBを超える可能性があるのでクリップできないページもあるのが現状です。
iPadからのwebクリップではEvernote側の同期がイマイチなのでNotionに軍配が上がり、どっちもどっちです。
視認性の面から言えばNotionがやや有利です。
2.3.に関しては現状のNotionでは代用できないものとなっていました。
このことからEvernoteを切って完全にNotionにすることは難しいです。
Ulyssesの代わりにならない理由
Ulyssesは完全にブログのために使っているアプリになります。
その機能として優れているのは以下の点です。
- ヘッダーが5まである
- ワードプレスへの投稿が可能
- カテゴリ、タグ、URLを編集可能
Evernoteと同じように3点上げるとこれらになります。
ヘッダーが5まであるのはそこまで重要ではないですが、現状Notionで記事を書こうとすると実質2つしか使うことができないので少し物足りない感じがしてしまいます。
2.3.の機能があるからこそUlyssesを選んで使っていると言っても過言ではありません。
やはり実際にUlyssesを使わずにNotionだけで記事を上げようとすると、書いてある内容をそのままコピーできなかったり、しっかりとコピーをするためにはPCブラウザ版立ち上げなければいけなかったりしています。
iPad内で基本的に完結できるようにしたいと考えて今のスタイルになっているので、PCブラウザが前提になってしまっているのでは思い描いた姿から離れていってしまっています。
Notionはどのような棲み分けをするのか
上記のように元々置き換えたかったアプリを互換することは難しかったです。
しかし、それでNotionが使えないアプリとなる訳ではありません。
Notionを勉強する上でネットで調べていても、NotionとEvernoteが比べられているものをよく見かけました。
Evernote側が謎アップデートを繰り返していたり、新しいものに飛びつきやすい日本人を煽るためにNotionの方が優れていると書いてある記事の方が多いように見えました。
しかし、冷静に見てみると両者は似ているようで異なるサービスなのでそれぞれの利点を見てみます。
NotionとEvernoteの違い
この1ヶ月ほど両者のどちらが優れているのかを見てきて共に性質が異なるというのがよくわかりました。
両者の優れている点を3つずつ上げていきます。
Notionの利点は以下のものだと感じました。
- 綺麗なマークダウン文書の作成
- 他のページへのリンクが容易である
- Notion内で完結することが得意
これらをまとめるとNotionは自分の中で完結している綺麗な文書を作成するのに向いていると結論づけました。
Evernoteの利点は以下のものです。
- 容量がほぼ無限である(プレミアムだから)
- 整理されていなくても探すことが容易である
- 連携先が多い
Evernoteは何でも投げ込めるボックスでしかも中身を探すのが簡単なのだと改めて認識しました。
以上のことから自分の使い方では両者の仕事内容は全く別物だということになります。
とりあえず手に入った情報はEvernote内にどんどん格納していき、その中から自分でまとめなければいけないと感じたものはNotionで綺麗に仕上げるというのが両者のいいところを上手く利用していけるとこの1ヶ月で学びました。
最後にUlyssesに関してはそもそもテキストエディタでそれに特化しているので、そこから別物に置き換えようとすると不便に感じるのは明白でした。
まとめ
自分の使い方では完全に置き換えることは難しいです。
しかし、それぞれが別の役割を持っていることがわかったので、無理矢理全てを1つに集約するのではなくそれぞれの得意分野で上手く連携していけるように、使い方を自分で工夫することが大切なのだということを学びました。
次回について
ここまでで一連の「0から学ぶNotion」は終了となります。
しかしNotion自体まだまだ使えていない機能がたくさんあるので、何か使いやすいものを見つけたらまた何か書いていくかもしれません。