原宿ヒミツキチオブスクラップにて2/7〜3/3の期間で行われているものに参加してきました。
この作品は8年前に公演されたものを、昨年のナゾコン名古屋のリニューアル時に多少の改変を入れて再公演したもののリバイバルとなっています。
また、改変前の公演については『リアル脱出ゲーム公式過去問題集』という本に丸々載っているため、公演自体に参加していなくても過去問にて疑似体験した場合も、リピート参加となるので注意が必要です。
ある飛行機からの脱出
気が付けばあなたは飛行機の中。
乗客は100名程度の男女。
突然、機内の放送が叫びだす。
「緊急事態発生。緊急事態発生。全員なんとか脱出してください。」
基調は謎をつぶやき、スチュワーデスはうろつき続け、管制塔は応答しない。
あなたはこの謎だらけの飛行機から脱出できるだろうか?
結果
まずは結果です。
今回のある飛行機からの脱出……
脱出失敗です。
完全にやられました。
時間的余裕がほとんどなかったこともあり、解答が出た時にそれが本当に正しいのかどうかを疑うということをチーム内の誰もできませんでした。
参加回は全17チーム中10チームが脱出成功でした。
そして全体の脱出率がこちら。
81/112で驚異の75%の脱出率です。
これまで参加してきた公演では、脱出しやすい良公演と評判の「終わらない学級会からの脱出」の74%が最高の脱出率でしたが記録更新です。
ここまで高いとグループチケットで入らないリピーターや過去問による予習者がめちゃくちゃいるのではないかと疑ってしまいます。
ちなみに8年前の脱出率は17%弱だそうです。
謎の難易度
良くも悪くも昔のスクラップといった感じです。
ある意味では単純ですが、それに気が付かないとその場で詰む可能性があるものがありました。
参加回ではリアル脱出ゲーム初参加者は2名程しかおらず、それ以外は1回以上は参加したことがある人だった事もあり、最初に「余裕ができてしまうかもしれないのでゆっくり楽しんでください」とアナウンスが入りました。
しかし、自分たちのチームはそんなゆっくりしている余裕はありませんでした。
個々の問題としてはそれほど難しくはないですが、問題の内容を微妙に履き違えてしまったりするとハマります。
最近のものとは少し違うタイプの謎もあり、答えがわかった時チーム内で「スゴイ」とお互いを褒め合っていました。
自分自身が慣れてきてしまっている事もあり、このお互いに「スゴイ」と言い合う感覚は久し振りでした。
やっぱり疑惑の参加者達
ある場面において、あまりにも察しの良すぎる行動を取る人が多すぎると感じました。
自分たちのチームでもその事には気づいていましたが、何らかの提示があってからだと思っていました。
確かに参加者のレベルが上がっているという事なのかもしれませんが、何も言われていないのに突然そのような行動を取るのは不自然である上、気づいていない人からすると気分が萎えると思います。
脱出率も含めて本当にグループチケット以外の参加者が初見で来ているのか疑われても仕方がないレベルです。
まとめ
8年も前のものですが、逆にその昔のスクラップというのが新鮮に感じました。
脱出できることが増えてきた事もあって、解けるのが当たり前になりつつありましたが、本当は謎が解ける事自体がスゴイとお互いに褒め合う楽しさがあるということを思い出させてくれました。
失敗した側の言い分なので、リピーターが多いのではないかという下りは、僻みのように思えるかもしれませんが、リアル脱出ゲーム参加者の規模が大きくなってきているので、そろそろ公式に予めマッチングできるシステム等を用意してリピーターとも上手く付き合っていくようにするべきではないかと思います。