これまでのあらすじ
大英帝国に着いた成歩堂龍ノ介。
首席判事に亜双義の死を伝え自分がその代わりをすると宣言しました。
テストとして、その日の法廷に立つことになりました。
裁判自体は勝訴となりましたが、真実はまた別のところにあると気付きました。
しかし、現在の法律ではそこで裁判が終了してしまいました。
裁判終了後、新キャラが出てきたり、証拠の馬車が燃えたりと倫敦の謎が不可なるばかりです。
第4話 吾輩と霧の夜の冒險
前回の法廷の翌日、龍ノ介は再び首席判事の執務室に来ています。
昨日の法廷の結果から、ヴォルテックス判事は留学生の弁護士として認めてくれます。
そして衝撃の事実が伝えられます。
なんと昨日弁護して無罪になったはずのコゼニー・メグンダル氏が亡くなったそうです。
判事の話では、第3話の最後のシーンで燃えていた馬車の中に閉じ込められていたそうです。
裁判後控え室でメグンダル氏は、これから現場検証に付き合うと言っていましたが、倫敦警察ではそのような予定はなかったと判事は言います。
龍ノ介は裁判の結果とは別の事実があると考えていましたが、結局それを調べることが出来なくなってしまいました。
そして判事は、そんなことよりも次の依頼があると言います。
昨日の裁判と同じく今回も引き受ける弁護士がいないそうです。
今回は昨日とは違いすぐに開廷ではなく、今日1日は捜査する時間があると言います。
第4話にしてようやくこれまでのオーソドックスな逆転裁判のようになりました。
相棒刑事
逆転裁判シリーズでは、現場にいる刑事が捜査に協力してくれます。
実際は刑事は検察側なので、渋々ですが最低限の情報を弁護側に与えるのがルールになっているようです。
そして今回の刑事はこのおじさんです。
トバイアス・グレグソン刑事です。
この人はシャーロックホームズシリーズの登場人物です。
ホームズが実在するこの世界では、この刑事も実在する人間のようです。
勿論、この世界のシャーロックホームズの冒険にもこの刑事は登場しています。
寿沙都は好意的にホームズのライバルと認識しているようです。
しかし、当のグレグソン刑事はホームズのことを毛嫌いしていて、小説に出るようになってから周りの目が気になるようです。
刑事から事件のあらましを聞いて、現場と留置所に向かいます。
今回の依頼人
現場では倫敦警察に邪険にされてしまい、何も調べることができませんでした。
仕方なくなんの情報もないまま留置所に向かうことにします。
そこで予想外のことがありました。
なんと留置所で日本語を聞くことになりました。
ここは大英帝国、登場人物は全て「英語」で話をしています。
しかし、この留置所で依頼人がいるとされる房から聞こえてきたのは「日本語」でした。
この人が今回の依頼人です。
なにかとポーズを取って四字熟語を叫びます。
意味不明です。
なんとこの人、旧千円札で有名な「夏目漱石」だというのです。
タイトルに吾輩と入っているのも納得の人選です。
個人的にはこのウェーブのかかった髪は現在の千円札の野口英世っぽいと感じました。
史実と同じく漱石は英文学に精通しているようで、龍ノ介達と同じく留学生として大英帝国に来ていたようです。
ただ、英文学ではなく「英語」を研究することを命じられて困っているようです。
何故捕まったのか聞いてみると、龍ノ介達が知っている人物が関係していました。
船の時と同じくダメな推理で犯人に仕立て上げられたようです。
弁護士がいない理由を聞いてみると、裁判の担当検事があの死神であることの他にも理由があるようです。
留学生と言っても所詮は外国人ということです。
弁護士達は漱石の目の前でこのような事を言っていたらしいです。
こう言った理由で弁護人不在になってしまっているようです。
弁護を引き受けるかどうかは、もう少し事件を調べてからにすると伝えて留置所を後にしました。
ホームズの下宿へ
現場に戻るとグレグソン刑事がいます。
留置所に行って来たこととと、ホームズの推理で犯人になった事を伝えました。
ホームズが関連しているとを知ると憤慨します。
そして上面図と実は目撃者がいる事を教えてくれます。
この場にいてもどうしようもないといので、ホームズに会いに行こうと言う寿沙都の意見を受け入れて有名なベイカー街に行くことにします。
ここでアニメーション挿入です。
おそらく世界で一番有名な住所であるベイカー街221Bに到着です。
ベイカー街221B
中に入ると雑多な感じで、いかにもと言う感じが出ています。
迎えてくれたのはホームズではなく第3話の最後に出てきた女の子です。
名前は「アイリス・ワトソン」
第1話の被害者であるワトソン教授と同じファミリーネームですが、関係は不明です。
ここでホームズと一緒に暮らしています。
更に、この子は今年で10才になったと言うのです。
かなりしっかりした10才です。
そしてこのアイリス・ワトソンこそ「シャーロックホームズの冒険」の著者です。
ホームズが解決した事件の話を聞いて、ある程度の脚色を着けて小説として書いているようです。
寿沙都はワトソンが物語上と同じ紳士だと思っていたのでガッカリしています。
次の作品はホームズから聞いた船上での事件を書くようです。
タイトルは「まだらの紐」でおそらく第2話の冒頭で流れた話がこれになるのだと思います。
まだ名乗っていないのにこちらが倫敦に着いたばかりで弁護士で、明日の法廷に立つ事を言い当てたました。
その根拠をホームズと同じく推理として聞かせてくれました
何故日本人を弁護するのがわかるのかと言う部分で、スタンプの話をされましたが、色によって管理しているというのは驚きです。
結果としてホームズに会うことができなかったので、次の行き先をアイリスが示してくれます。
その際にカードと硬貨をくれます。
これをグレグソン刑事に渡すと協力してくれるらしいです。
アイリスの言う通りこれから漱石の下宿に向かうというところで「つづく」が出ました。
感想
本当は第4話が全て終わってから書こうと思っていましたが、思っていた以上に長いです。
探偵パートと法廷パートのある慣れ親しんだ形式になりましたが、探偵パートが非常に長いです。
これからホームズに会いに行くということは、また「推理」が入ってくるということなのでしょう。
これまでの逆転裁判では、探偵パートはあくまでも証拠集めの場で、メインは法廷パートという感じでしたが、探偵パートも分割されているくらい長編になっていて、物語に深みが出ていると感じました。