前回のあらすじ
カーゴシップに乗り込んだ一行。
そこにはダリの地下で作られていた人形が動いている姿がありました。
驚いているのも束の間、黒のワルツ3号が襲ってきました。
最後の黒のワルツを退け舟はリンドブルムに入っていきます。
今回の物語
リンドブルムに入り国の長であるシド大公に会います。
ダガーはシドにこれまでのことを話し、ジタンは街の食堂で知り合いに再開しました。
怪しい一行
カーゴシップでリンドブルム巨大城に乗り付けた一行。
すぐに衛兵が寄ってきます。
ダガーは自分がガーネット=ティル=アレクサンドロスであると告げ、王族の証として首から下げているペンダントを見せます。
このペンダントは城を出る際に持ち出した国宝で、リンドブルムのおける天竜の爪と酷似しているようです。
衛兵にはかなり怪しまれます。
乗ってきたオンボロのカーゴシップに、一国の姫の御付きの者がたった3人である上、天竜の爪に似た宝石を身分の証として出してきたとあっては、怪しまない方が難しいでしょう。
しかし、すぐにやってきたオルベルタさんによりシド大公に会うように言われます。
シド大公
オルベルタさんに着いていくと王座のある部屋に通されます。
しかしそこにはシド大公の姿はありません。
なんと王座から出てきたのは巨大なブリ虫でした。
そしてこのブリ虫がシド大公だと言います。
曰く半年ほど前に賊に襲われ、このような姿にされてしまい更に妃のヒルダも拐われてしまい行方不明だと言います。
更に驚くことに、ガーネット姫の誘拐をタンタラスに依頼したのはシド大公だと告げられます。
ブラネ女王の不穏な動きを察知し、ガーネット姫を救出するために誘拐を企てたということでした。
結局、魔の森でタンタラスはガーネット姫の件から手を引いしまっているので、計画は失敗しているはずですが、個人的な理由でジタンがダガーを連れてきたことで結果的にはシドの思惑通りにことが運びました。
このようにシドは色々と見通していたので、今日は食事を振る舞い明日話を詳しく聞くと言いました。
再会
お城で食事を振る舞われましたが、ジタンは堅苦しく食べた気にならなかったようで、街の食堂へ出向きます。
そこでネズミ族の女性と再開します。
ここでちょっと久しぶりの名前入力画面です。
まだパーティメンバーとして使えるようになったわけではないですが、フライヤが登場します。
3年ぶりだと言っており、ジタン13歳、フライヤ18歳の時に出会っていたことになります。
ジタンが16歳で今の性格なのは一応理解できますが、13歳の時から今のキャラでやっていたとしたらちょっとイタイです。
ジタンの年齢設定がもう3歳くらい上であればキャラクターにマッチした性格になっていると思えます。
しかし今が16歳で、過去の話が出てくるとその時は日本で言うところの中学生くらいの年齢で、キザでナンパな性格をしていて、実力もそれなりにあったとなるとアンバランスなように感じてしまいます。
そんなことを言い出したらフライヤの古めかしい話し方はとても20代女性のそれとは思えないです。
気になること
最後に宿で目覚めます。
そこでビビに対して言った言葉が謎を呼んでいます。
気付いたらリンドブルムにいてタンタラスの人達と暮らしていた。
これはジタンには過去の記憶がないということを表しています。
フライヤとの出会いは3年前なので、少なくとも3年前は記憶がありますが、この気付いたらというのは何年前なのかが気になるところです。
キャラクター紹介
名前の入力画面が出てきたの、まだ使うことはできませんがフライヤについて紹介します。
タイトル画面で見ることのできるカットがこちらになります。
このセリフが何を意味しているのかこれから物語で明らかになっていきます。
現時点でフライヤについてわかっていることは、恋人を探して旅をしていること、ブルメシアという国の出身であること、この2点のみです。
パーティメンバーとしてのフライヤは、ジョブとしては竜騎士です。
(FF9で明確にジョブを名乗るのはフライヤともう1人だけだったと思います。)
竜騎士なので武器は槍です。
また、防具はスタイナーと共通のものが多く鎧などの重装備です。
固有のコマンドは「ジャンプ」と「竜技」です。
「ジャンプ」は竜騎士の代名詞と言えるコマンドで、一旦空中へ飛び上がりしばらくしたら急降下してダメージを与えます。
「竜技」には様々な技があり、補助から攻撃まで器用にこなすことができます。
トランスすると「ジャンプ」の効果が変わります。
通常は1体への攻撃ですが、トランス中は範囲攻撃になりトランスが終わるまで空中から降りてきません。
完全な余談になりますが、一応このゲームは利き手が設定されていて名前入力画面に表示されています。
フライヤは左利きで歴代の槍使いと同じになっています。
(本当は竜騎士と言いたいところですが、明確に竜騎士であったのがカインくらいしかいませんでした)
最後に
やっとリンドブルムに着きました。
着いてみたらシドは全てを知っているような口ぶりで、それなら最初からタンタラスにも事情を伝えておいてくれよと言いたくなります。
もしタンタラスが、もといジタンが事情を知っていたらもう少しスムーズにリンドブルムまで来ることができたかもしれません。
しかし、この世界は通信技術というものが発展していなさそうなので、タンタラスがガーネットから手を引いたことはこの時点ではまだしどの耳に入っていなかったのかもしれません。
FFは同じ名称を繰り返し使用しているので、そこまで驚くことでもないですが、今回はシドの苗字がファブールで、シドの妃の名前がヒルダと出てきました。
それぞれFF4のヤンの国とFF2の「のばら」で有名な王女の名前です。
シドのファブールに関しては、過去作品からの流用と共に、姿がブリ虫なので虫繋がりでファーブルとかけているのではないかと思いました。
このように、プレイ中はそこまで気にしていなかったことがアフレコしていると見えてきます。