OCTOPATH TRAVELER
旅立とう。きみだけの物語へ―
生まれた場所も旅の目的も特技も異なる8人の旅人たち。
彼等は広大な世界で何を体験し、一体どこへ向かうのか。
それは全てあなたの手に委ねられている。
7/13にスクエアエニックスから発売されたニンテンドースイッチ向けのRPGです。
ブレイブリーシリーズの浅野智也さんをプロデューサーとして開発されたゲームです。
ブレイブリーシリーズやその前身である光の4戦士と同じように、RPGの原点回帰を主眼に置いたゲームで、最近のRPGに多いパーティの1人だけを操作して他はオート行動のリアルタイムな半アクションゲームではなく、コマンド式のちょっと懐かしいシステムになっています。
また、ブレイブリーシリーズはキャラクターのモデリングは3Dでしたが、今回のグラフィックはHD-2Dと銘打っており、これまた昔懐かしいドット絵で表現されています。
勿論マップも2Dなのですが、これは非常に奇麗です。
上の画像で奥の方がぼやけています。
これは遠くのものは鮮明には見えないというのを表現していて、キャラクターが奥に移動すると鮮明になり、手前の方がぼやけるようになっています。
このように2Dでありながらこれまでにはなかった表現方法を使っているのが、原点回帰と見せかけて新しく素晴らしいです。
今回は丸1日かけて遊んでみた感想を書いていきます。
開封
諸事情で発売からおよそ2日経過した7/15にやっとプレイすることができました。
月並みですがまずは開封したところから行きます。
今回はスクエニ公式通販のe-storeで購入しました。
ゲームソフト以外にサントラとガイドも購入しました。
パッケージ開封
パッケージの中はこのようになっていて、8人の主人公について書かれています。
最近のゲームには説明書が付属しないので、パッケージ裏にこのようなものがあると嬉しいです。
サウンドトラック
ホームページ上で流れている曲だけで、このゲームの曲は他もいいものだと感じ購入を決めました。
上記のページでいくつか聞くことができるので、ぜひ聴いて欲しいです。
公式コンプリートガイド&設定資料集
オルステラ大陸旅行記とサブタイトルのついてる所謂攻略本です。
なんとこのオクトパストラベラーは、発売日にコンプリートガイドが出ているのです。
最近は1日もすれば各所に攻略情報が出てしまうので、発売日に公式から正しい情報を発信するというのはある意味正解なのかもしれません。
初見でプレイする上でこれを片手にやるのは勿体ないので、この本の前半のガイド部分はクリアまでは見ないようにします。
パラパラとめくった感じでは、各キャラクターのメインストーリーは見開き1ページずつになっていて、ストーリーの進行はチャート式になっていて、文字だけを追っても何のことなのかわからないと思います。
ただ、右側のページにはメインストーリーの各章のボスが書かれているのでここを見てしまうとつまらなくなりそうです。
後半の方は設定資料集になっています。
攻略本を買う目的は攻略情報ではなくこちらです。
アートギャラリーは若干のネタバレを含んでしまっているので、よく見るのはもっとゲーム本編が進んでからにします。
おそらくゲーム内では語られないであろうオルステラ大陸の年表があります。
この年表ももしかしたらネタバレの要素を含むのかもしれないので、しばらくは読めません。
そして、この本で一番驚いたのはこちらです。
なんと、この本の巻末にはTRPGのリプレイが載っています。
これはダブルクロスなどのTRPGを手掛けるF.E.A.R.が、オクトパストラベラーのシナリオ作成に関わっていることから実現した企画です。
自分は知らないゲームでしたが、ガーデンオーダーというゲームからルールを流用している部分もありますが、キャラクターシートにはしっかりとブーストが入っていたりと、これのためだけに作られたものです。
現在ルールブックなどの発売の予定はないそうですが、要望が多ければ……と書かれています。
リーフコイン
スクエニe-storeでゲーム本体を除くオクトパストラベラー関連商品を5000円以上購入すると貰える特典です。
このリーフはオルステラ大陸で流通している貨幣で、おそらくゲーム本編ではこのようなビジュアルをしていることは確認できないです。
オクトパストラベラーの発売日が発表されたときに、海外では限定版の発売が発表され日本は別のキャンペーンをすると言っていました。
それがこれのようです。
リーフコイン自体は出来もいいので、コレクションアイテムとしては良いものです。
しかし、海外の限定版にあったものを全て日本で手に入れることはできないようです。
ブレイブリーのときも国内と海外では限定版の内容が違ったので、ここのチームは国内外で仕様を変えることを決めているようです。
ゲームプレイ開始
主人公
今回のプレイでは、オフィーリアを主人公に選択しました。
理由としてはキャラクター紹介で最後に発表されたこと、そしてゲームシステム上キャラクターが入れ替わるので、固定となる主人公が回復系の方が詰まりにくいと思ったからです。
実際、今の所その考えは間違っていなかったと感じています。
最初から使える回復魔法が全体回復なので、非常に使いやすくピンチに陥っても立て直しやすいです。
また、属性は光だけですが魔法の威力も高く、ブレイク時にブーストして大ダメージを狙えます。
旅の道程
オフィーリアで始めて、西回りで進むことにしました。
したがって仲間になる順番は
ハンイット→テリオン→アーフェン→プリムロゼ→オルベリク→トレサ→サイラス
となりました。
ちなみに、オフィーリアから東回りに進んで仲間にしていくと、頭文字がOCTOPATHとなるようになっています。
その順番の方が攻略しやすいとかは特にないと思います。
それに丁寧に隣の都市を攻略するようにしていましたが、実際は間を飛ばしてしまう事も可能です。
難易度の設定
ガイドの最初の方に書かれていましたが、ゲーム内では一切表記されない進捗ポイントというものがあります。
これはロマサガの時間経過ポイントに似たシステムで、各キャラのメインストーリーをクリアするごとに加算されます。
どういうことかというと、敵の強さが変化します。
最初はどのキャラクターもレベル1です。
それもあって、最初のキャラクターが1章で赴くダンジョン前の道は推奨レベル1です。
しかし、2人目以降のキャラクターは推奨レベルが上がっていきます。
加入キャラクターはレベル1ですが、主人公など先にパーティにいるキャラクターはレベルが上がっているので、強制的にパワーレベリングをすることになります。
このPLがゲームのペースを崩さず、キャラクターはレベル1スタートですがその章の推奨レベルくらいまではすぐに育つようになっています。
実はオープンワールド
仲間にする順番が好きにできるということは、基本的にはどこでも行けるということです。
とりあえず全てのキャラクターの1章をクリアして仲間にするというプレイをする人が大半だと思います。
これをやると大陸の内側を1周したことになります。
そして各キャラクターの2章は1周した部分の外側に配置されます。
レベルデザインとしては、大陸の内側から外側に向かって進んでいく事になります。
しかし、そのようなものを無視して先に外側に行くことも可能です。
ガイドの始めの方にもコラム的な感じで、逃げまくって外側の街で強い装備を買ってくるというものが書かれています。
このゲームは一度訪れた街にはワープできるので、無理矢理でも辿り着けば以降は好きなときに行くことができます。
ただ、2章の推奨レベルは軒並み20以上なので、外周はそれくらいのレベルが必要ということになりますのでかなり根気が必要になると思います。
キャラクターの使いやすさ
8人のキャラクターはそれぞれ特徴のある戦い方をします。
一通り使ってみて使いやすさを考えます。
現状で万能であるキャラクターは存在しません。
今後バトルジョブを付けることができるようになるはずなので、今持っているジョブとの組み合わせ次第で万能となるものもあるかもしれません。
そんな一長一短なジョブ性能の中で使いやすいのは、武器を複数種類装備できるキャラクターです。
オルベリク、ハンイット、トレサ、テリオンがこれにあたります。
使える武器が多いということはそれだけで弱点を突きやすいので使いやすいです。
また、ハンイットは雷、トレサは風、テリオンは火の属性の魔法を使うことができるので、多くの弱点を突くことができます。
魔法で言えばサイラスも火氷雷と3属性使え、固有アクションの予習により戦闘開始時に弱点がひとつわかるというのが非常に便利です。
では武器複数持ちの3人と、属性複数持ちのサイラスが最適解化と言われるとそうでもないです。
光属性はオフィーリアのみ、闇属性プリムロゼのみが覚えることができます。
更に、自分はオフィーリアが主人公なので、光属性と杖が固定ということになります。
その関係上サイラスを入れるのは武器の種類が減ってしまうので、スポットで入れる感じになりそうです。
防御面では挑発でヘイトを稼ぐことのできるオルベリクが抜きんでて便利です。
補助系ではいろいろなバフを付けられるプリムロゼと、BPを分配できアイテムを25%で消費なしにできるトレサが便利です。
このように見ていくと、オフィーリア(主人公)、オルベリク(壁・物理アタッカー)、プリムロゼ(バッファー)、トレサ(サポート・アイテム係)が現状で一番バランスのいいパーティのように感じます。
しかし、各キャラクターのストーリーを追っていくので、固定のパーティにはできないと思います。
また、まだ序盤ということもあってアーフェンはちょっと使いづらく感じています。
理由としては、全体攻撃がしづらいからです。
調合によって全ての属性を使えますが、拡散と書かれている触媒がまだ買えず、基本的に単体への攻撃となってしまうのが、道中の雑魚戦ではネックになっています。
調合に必要なアイテムを買いそろえれば、現状で一番万能に近いジョブの薬師ですが、序盤では他に見劣りしてしまっています。
これからの冒険
2章に向けてレベリングをしていきます。
2章の推奨レベルは全員バラバラで、一番低いのがプリムロゼのレベル21でした。
推奨レベルの低い順にクリアしていこうと思うので、まず目指すのはレベル20です。
サブストーリーをこなしながらレベルを上げていきます。
まとめ
オクトパストラベラーはかなりいいゲームです。
ブレイブリーセカンドにあったオートバトルなど、プレイヤーを甘やかすシステムを廃し、スパーファミコン時代のスクエア作品を思い出させるグラフィックとコマンド。
そして、グラフィックなど実はこれまでになかった表現方法を使っていて、スーファミ世代からするとこれこそゲームの進化だと思えるものが沢山あります。
ここまでのプレイは全て動画に撮ってあるので、この動画をどのようにしていくのか考えつつも、先に進んでいこうと思います。