今は無き「アジトオブスクラップ心斎橋OPA」でスタートした変則コナンコラボ、現在では「アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル」にて開催されています。
チョコレート殺人事件
大阪・心斎橋で起きた
連続殺人事件。
密室で起きた第1の事件。
そして、目撃諸元の食い違う第2の事件。2つに殺害現場に残されていたのは
謎のチョコレート。それは、
被害者の残した
ダイイングメッセージか。それとも、
犯人の残した暗号か。そして忍び寄る第3の事件…。
食い違う証言から真相を紐解く
「聞き込み編」密室で起きた殺人事件のトリックを暴く
「現場検証編」家宅捜査に入った敵アジトに
仕掛けられた爆弾を解除する
「脱出編」それぞれの捜査で手に入れた
情報や証拠を元に
連続殺人犯の正体を突き止めろ。
事件概要としてはこのようになっています。
単純に言ってしまうと、3つの事件の真相を探るのが最終的な目的です。
他のリアル脱出ゲームと違い「聞き込み編」「現場検証編」「脱出編」と3つが全てリンクしています。
どの順番で遊ぶことも可能で、3つ全てをプレイするとネット上で「真相編」を遊ぶことができるようになります。
どの順番で遊ぶのも可能と書きましたが、時系列的には「現場検証編」「聞き込み編」「脱出編」の順番となっています。
それぞれが独立しているので、他のをやっていないのでわからないということはありません。
聞き込み編
密室で起きた“第1の事件”。
その犯人の有力な情報をどこかに隠したという通
報が警察に入る。しかし、情報提供者はその翌日に
遺体で発見される。殺害現場には“第1の事件”と
同じようにチョコレートが残されていた。複数の目撃者が出てくるが、全員の証言内容が食
い違う。それぞれの証言を紐解いて、犯人に繋がる
有力情報を入手せよ。
「聞き込み編」は心斎橋OPAで行なわれていたものと形態が異なっています。
以前は、実際OPA内を散策する周遊型でしたが、下北沢ナゾビルに移るにあたって持ち帰り用の謎に変更されました。
周遊はひとりでウロウロするのが不安になるので、個人的には持ち帰り謎になってくれて有難いです。
キット
ナゾビルの1階で1,300で販売されています。
中には冊子や地図などが入っていて、アイテム類がそれなりの数入っていました。
内容は同じらしいので、おそらく証言の部分が自分で探すものだったのだと思います。
そう考えると、証言の書かれている冊子は新しく作ったものということになります。
謎の難易度
元が周遊だけあって異様に難しいということはありませんでした。
ただ、これを周遊でしかも普通に営業しているお店の中で行なっていたと考えると、すごい大変だったのではないかと思います。
周遊には周遊の楽しさがあるので、全否定することはできませんが、個人的には「探す」よりも「考える」に重きを置きたいので、この持ち帰り謎形態の方が合っています。
現場検証編
大阪・心斎橋で起きた“第1の事件”。
遺体の近くに残された謎のチョコレート。
殺害現場となった部屋の扉には鍵が掛かってい
た。しかし、唯一の鍵はその部屋の中に残されてい
た。犯人は一体どのようにしてこの密室から出て
行ったのか。殺害現場を隅々まで捜査し、この密室トリックを解
き明かせ。
現場検証編は普段のリアル脱出ゲームとは違う部分があります。
それは「脱出しない」ことです。
普段だったら何らかの理由で閉じ込められた所から出ますが、今回は閉じ込められるわけでも危機的状況になるわけでもありません。
それなのに30分という時間制限がある理由は、毛利小五郎との推理対決という体を成しているからです。
結果
今回のチョコレート殺人事件:現場検証編……
脱出成功です。
脱出というよりも推理成功と言った方が正しいかもしれません。
謎の難易度
ルーム型に分類されていますが、謎を解いて情報を得ていくのとは少し違います。
そのこともあってかそこまで難しいと思いませんでした。
あの広さで6人というのは多いと感じました。
参加回は5人での挑戦となりましたが、小謎が散っているわけではないので、全員がバラバラにというわけではなく、やはりどこかに数名固まるくらいに、探索等が必要ない状況でした。
謎というよりも、どうやったらこの状況を作り出すことができるのかを考えるものだったので、普段とは違う考え方が必要になったりと楽しかったです。
演出
現場検証編では第1の事件の殺人現場に行くことになります。
そこには大阪なのに何故か警視庁の目暮警部と、名探偵の毛利小五郎、そして死神のコナンがいます。
毛利小五郎は30もあればトリックがわかると言いますが、目暮警部は新人である我々にも30分で解いてみろと言います。
そうして名探偵との推理勝負が始まります。
この公演はルーム型なので、映像等はなく声はすれども姿は見えずという状況で参加者のイメージによって演出を補完しています。
脱出編
犯人のアジトを突き止めたあなた達警察。
しかし、家宅捜査で押し掛けたその場所に犯人の
姿はなかった。それは犯人の仕掛けた卑劣な罠
だったのだ。あなた達が足を踏み入れたその瞬
間。扉は締まり閉じ込められてしまう。ゆっくりとカ
ウントダウンを始める爆弾。
様々な謎や暗号を解き明かし、制限時間以内に爆弾を解除しなくてはならない。
3つあるチョコレート殺人事件の中で、この「脱出編」は文字通りの脱出をします。
30分と時間は短いものとなっていますが、よくあるオーソドックスなリアル脱出ゲームとなっています。
結果
今回のチョコレート殺人事件:脱出編……
……脱出失敗です。
言い訳をさせてもらうと、6人でやるところ1人でやりました。
まぁまぁ後半まで進みましたが、30分が経過して爆死です。
800円で10分延長できますが、残りがどれくらいかもわからない状況だったので、延長はせずに終わりました。
聞いたところによると、6人いてもここまで来れない場合も見ると言っていたので、1人にしては結構頑張ったのではないかと思います。
謎の難易度
オーソドックスなものが多く、これこそルーム型だと思える構成でした。
現場検証編とは違い、いつものように小謎が部屋の中にあるのでそれを見つけて解いていきます。
また、1人での参加だったこともあり、噂のNPCシステムも体験しました。
NPCシステム
参加人数が少ない時に現れるというNPC。
ルーム型では、かなりず案内役のスタッフの人がいますが、その人が手伝ってくれるようになります。
具体的には「指示したことをやってくる」というものです。
謎を解くのは自分自身でやらなくてはなりません。
何をどうすればいいのかがわかっていれば、細かい作業などもやってくれます。
演出
アジトに突入すると閉じ込められます。
我々は警察の突入隊なのですが、何故か閉じ込められた後扉の向こうには警察関係者ではなく、せやかて工藤でお馴染みの西の高校生探偵服部平次や、毛利蘭、そして死神コナンがいます。
現場検証編ではいるはずなのに姿が見えない状況でしたが、こちらでは閉じ込められているのでイメージで補完する必要はありませんでした。
そして一番の演出は、実際に時限爆弾が用意されているということです。
漫画やアニメなどで見る、カウントダウンのタイマーが付いていて、配線が色々付いてるあれです。
その時限爆弾を止めることが目的になります。
カウントダウンのタイマー=残り時間なので、いつでも時間は確認することができます。
しかし、爆弾を眺めている時間はありませんでした。
捜査ファイル
チョコレート殺人事件は3つがリンクしているので、3つの内最初に参加するものの時に事件の概要の書かれた捜査ファイルをもらえます。
三つ折りになっていて、各1ページずつ使われています。
上部にはゲーム開始前にわかっている情報が書かれていて、下部は空欄になっています。
現場検証編と脱出編は、ゲーム終了後にその空欄に貼るシールが貰えます。
シールには、ゲームをプレイしたことでわかった新しい情報が書かれています。
聞き込み編はネットを使っての解答なのでシールがないですが、クリア時に空欄に書き込む情報が示されます。
また脱出編終了時には、シールの他に“第3の事件”の資料を渡されます。
この資料には真相編まで開けないようにと書かれています。
真相編
3つのゲームで必要な情報を得たら、ネット上で挑戦することができます。
脱出編終了後に発覚した“第3の事件”とこれまでの事件の情報を元に誰が犯人なのかを推理します。
これは単なるオマケではなく、結構凝っていました。
まとめ
真相編まで含めて4つのゲームから成っているチョコレート殺人事件。
持ち帰りの「聞き込み編」、普段とは違う思考の「現場検証編」、いつもの「脱出編」、そして全ての情報を使って真実を導く「真相編」と4種4用のゲームとなっていました。
他と違う30分であったり、3つプレイしないといけないので大変そうに見えますが、それに見合うだけの内容になっていました。
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