12/4にMOVIE ROCKさんより発売される謎解きキットをプレイしました。
今回もありがたいことにMOVIE ROCKさんよりご依頼をいただきキットを提供してもらい、一般発売より一足先にプレイさせてもらいました。
PRISONER 囚われた記憶喪失の男
記憶喪失の主人公となり
謎を解き明かしていくゲーム目を覚ますとそこは瓦礫に埋もれた古い研究室
だった。自分が誰でここがどこなのかも思い出
すことが出来ないまま辺りを調べ始めるも謎は深
まるばかり…。果たして主人公に待ち受ける運
命とはいったい…。
2年前にプレイさせていただいた「海底基地ネオアトランティスからの脱出」と似たような感じでディストピア感満載の煽りで始まります。
キット
前回書かせてもらった記事に準えて書いていくつもりでしたが、先にキットを紹介した方が特徴を掴みやすいと思うのでこちらから行きます。
今回は封筒タイプではなく、カードゲームのようなパッケージです。
裏面には簡単な説明が書かれています。
中にはカードがたくさん入っていました。
説明用のカードなどもなく一番上のQRコードを読み込んでweb上で説明も受けていく形になります。
一番上と下のカードはゲームで使うものではなく、どちら向きでカードを置くのかを示しているものでした。
カードの順番等も変えてはいけないと書かれていたので、出して何が入っているのか気になるかもしれませんが、めくって中身を見てはいけません。
本作の特徴
それでは改めて特徴について書いていきます。
上記のキット内容物を見てもらえればわかる通り、キット内ではこれがどのようなゲームでどうやって進めていくのかなどの説明は一切ありません。
とりあえずQRコードを読み取ってゲームの世界にダイブする必要があります。
ゲームの流れとしては、ブラウザを利用して目覚めた場所である研究所を探索していくことになります。
手がかりがあるところには「DRAW」と書かれていて、山札から指定されたカードを引いてくることになります。
要所要所で解答を入力する必要が出てくるので、これまでに集めてきたカードを使って謎を解いて先に進んでいくようになっていました。
今回もかなりの作り込みでした。
謎の難易度
どうしても前作との比較になってしまいすが結構難しめです。
今回もノーヒントで進むことを信条にして解き進めていった結果、2日に分けたとは言え合計で4時間半以上かかりました。
中でも手強かったのは3つありました。
1つは単純に自分がゲームのルールをわかっていなかったために30分ほど悩んでしまいました。もしかしたら最初に説明があったのかもしれません。
2つ目は中盤あたりにありました。まだまだ頭が硬いなと思いました。
そして3つ目は言わずもがなラストの問題です。マジかよって本当に思いました。
1人ノーヒントで4時間半なので、複数人でそれなりに慣れている人達なら3時間もかからずにクリアできるかもしれません。
ちなみにホームページ上に出されている推定プレイ時間は「180分〜」なので普通にやって行ったら3時間以上はかかるように作られているのかもしれません。
今回も全て終わってから、最初から見直しをしてヒントも全て確認してみました。
謎そのものが結構難しめに作られていることもあってか、ヒントの方もかなり確信に迫る部分まで書かれていました。
ものによっては数ページにわたって書かれていたので、難しく作ってあったとしてもクリアまで行って欲しいという願いが込められているように感じました。
(最後も結構いいところまでヒントが書かれていましたが、それでもヒントが足りないと言う人はTwitterまでご連絡ください。)
演出
今回もネオアトランティスに倣ってキットとブラウザに分けて書いていきます。
キット
上記の通り今回のキットは全てカードになっています。
厳密にはカードと同じサイズになるように2つ折りにしてある回答用紙などもあります。
ただ実際に引いてみるまでそれが2つ折りかどうかは判別できないです。
ホームページにも記載がある通り進行カードを除く49枚のカード全てを使用するので、かなり物量があります。
ブラウザ
オープニングなど要所要所でムービーが入ります。
物語にマッチしたちょっと暗めのムービーが多いです。
ここで注意したいのですが、このムービー結構怖く感じました。
物語には非常にマッチしているのですが、怖くてしっかり見られない人がいるかもしれません。
また、ラストに判明する衝撃の事実は予想できませんでした。
クリア後の解説を読むと確かにヒントはあったけど、これはすごいと言わざるをえませんでした。
探索画面はこんな感じです。
基本的には調べられるところにはアイコンが出ています。
実は押しても何起こらないアイコンもあります。
そのアイコンは「DRAW」と書かれているものです。
これは押しても調べられない代わりに、このアイコンを見つけたら問答無用で山札からそのカードを探してきて手札にすることができます。
こうやってカード引いていくとどんどん手札が増えるように感じますが、随所に必要のなくなったカードは元の箱にしまっていくように指示が出ます。
各ステージクリア後にセーブ画面があり、そこで現在の手札が何なのであるかを教えてくれるので、区切りの部分ではありますが何を持っているべきなのかわかるようになっているのはいいことだと思います。
2度書きになりますが、ヒントもかなり丁寧に書かれているので、自分のようによくわからないプライドを持っていないのであればアテにするべきです。
大体のヒントが3段階に分けて書かれていたので、一気に全部読むのではなくとりあえず1段目だけ読んで考えてみるとかがおすすめです。
プレイ風景
今回も直接の書き込みはせずにiPadで写真を撮りながら進めていきました。
(この写真はクリア後に適当にカードを取ってそれっぽく並べたものです。)
カードを引いて手元に置いていくスタイルなので、自ずと広いスペースが必要になると思うので、大人の人には懐かしい学校の学習机くらいのスペースは確保できた方がいいと思います。
前回はSplit Viewで横着してプレイしていましたが、今回はiPadはあくまでもメモに使って、ブラウザ自体はiPhoneの方を使ってやりました。
ただやってみて思ったのは、今回かなりのテキスト量でもあるので大きな画面で見た方が良かったかもしれません。
購入方法
ホームページ上ではまだ準備中となっているので、どのお店で購入できるということははっきりとは書かれていません。
しかし、MOVIE ROCKさんのTwitterで販売を表明しているお店のツイートをリツイートしていたりするので、それを見て近所のお店があれば買いに行ってみるといいです。
また、まだ発売前なのでAmazon等の通販サイトには出ていませんが、これまでの作品を見るに今回も通販サイトでの販売もあると思います。
予約販売も検討してみたらしいですが、厳しいとのことで発売日を待つしかない状況です。
最初にも書きましたが、12/4(金)が発売日となります。
お値段は2,500円です。
まとめ
今回も“非常に楽しかった”が最初の感想です。
物量も多く難しめの謎が多いので、コロナ禍のステイホームでやるには丁度いいと思います。
今回自分は1人でプレイしましたが、謎そのものが難しめなので複数人でやっても時間はそれなりにかかると思います。
ここ数年謎解きブームとなっているので、(ちょっとホラーっぽい部分もありますが)家族でやってみてもいいかもしれません。
しかし、なんでもソロでやってしまう自分としては1人でのプレイをお勧めします。
やはり今回もプレイヤーは“記憶喪失の男”としてゲームを進めていくことになるので、自分こそが主人公だとして物語に没入していくのがオススメのプレイ方法です。
そしてこのゲームを完成させるまでに多くの方からご協力をいただき2年の歳月(構想も入れると4年)をかけて完成させる事が出来ました。本当にありがとうございました!
— MOVIE ROCK (@movierock301) November 20, 2020
このようなツイートもされていて、かなり力の入った作品となっているので是非プレイしれ欲しいです。
MOVIE ROCKさんの謎解きは毎回楽しませてくれます。
個人的に久しぶりの謎解きだったので、これだけの謎を独り占めできたのは幸せでした。
今回もありがとございました。
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